精度アップ!魔法のプロンプト
生成AIの活用はまだまだ普及していない
10月30日(木)に、商工会議所の生成AIセミナーに登壇させてもらいます。(おかげさまで満席となりました。ありがとうございます)
このセミナーは、生成AIを触ったことがほとんどない、または全くないという方を想定視聴者としています。
というのは、まだまだ、生成AIを業務で活用できている会社や人は多くないのが実態だからです。特に中小企業、零細企業においてその傾向は顕著です。
SNS等のメディアを見ていると生成AIが一般にも普及しているような感覚になりますが、実際にまわりを見渡してみると「AIを活用している」という人はなかなかいないんじゃないかと思います。
プロンプト=生成AIへの指示文のこと
生成AI、例えばChatGPTやGemini、Claude、あるいはCopilotなどの代表的なものを使うとします。
そうしたAIに対して、あれをして、これを作って、とお願いすることを「プロンプト」と言います。
生成AIはチャット形式で利用するのが一般的ですから、プロンプトは基本「テキスト」になります。カタカタとキーボードを叩いて打ち込むわけですね。
音声入力も便利ではありますが、やはり基本的にはテキストでのやりとりとなります。
生成AI活用のコツは「ラリー」
AIをうまく使うポイントは、ラリーです。
つまり、1回のやりとりで終わらせるのではなく、何度もキャッチボールしながら、生成AIの回答(アウトプット)を精度の高いものに仕上げていく。
この姿勢が不可欠です。
実際の部下や後輩に仕事を指示する時も同じはずです。一度依頼して終わりではなく、提出されたものをチェックしてフィードバックして、また提出してもらってフィードバックして…という工程を踏む。
これと同じです。
魔法のプロンプトを使うと精度がさらにアップ
しかし、この生成AIとの「ラリー」は漫然とキャッチボールをくり返していても精度は上がりません。
場合によってはどんどんズレたものになってしまうこともある。生成AIはなまじ賢いので余計な情報を加えたりして、迷走してしまうこともありますので。
そこでおすすめなのが以下のプロンプトです。私は魔法のプロンプトと呼んだりしています。
『XXXという目的に照らして、内容を網羅的にアセスメントしてみて』
例えば、サイト記事の初稿を生成AIにお願いして、記事が出てきたとします。
何度か細かいやりとりをして、「だいぶ内容が良くなってきたな、でもあと一歩だな」というところまで来ました。
そこで上記のプロンプトを打ち込みます。
大体「わかりました。当初のXXという目的を踏まえて、この記事を網羅的にチェックし、評価します」といった返答をくれます。
そして言葉どおりに、記事全体を厳しく網羅的にチェックし、目的に照らして完成度の高い部分、低い部分と改善点をしっかり出してくれます。
そうしたら次は「じゃあその改善アイデアを反映した最新バージョンを作って」と言えばOK。これでおそらく、当初期待したものに肉薄したレベルの仕上がりとなるでしょう。
生成AIの回答精度をグッと高める魔法のプロンプト、ぜひ使ってみてください。
本日は以上になります。
株式会社FooLaiBo
三浦 隼
【便利なワークシートや会社健康診断はこちら】
FooLaiBoでは、経営者さん向けの各種ワークシートや、会社の課題が整理できる「会社の健康診断」を提供しています。
気になる方はチェックしてみてください。
【生成AI戦略設計ワークシート】
https://forms.gle/7fZiWYUWqbR8hE7V6
【会社の健康診断】
https://forms.gle/v1hb8rvPett4rvXi9
【メールマガジン登録】
https://forms.gle/cfWZY4quqQSUcnjR9
【FooLaiBoへの問い合わせはこちら】
https://foolaibo.jp/contact/