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解決策は「何をやるか」と「誰がやるか」を分けて考えよう

更新日時:2025.11.17
カテゴリー:Blog

社内会議で改善アイデアが出ないのはなぜ?

「うちは社内会議をしても、みんな意見を言わない」

そう嘆く社長さんによく出会います。

風通しが悪く、意見を言ったそばから否定をされるような雰囲気は論外ですが、そうでない場合に「意見が出てこない」のは次のような理由が大きいと思っています。

それは、解決策の「何をやるか」と「誰がやるか」を切り分けて考えるクセがついていないことです。

「言い出しっぺ」がやらないといけない?

どういうことかというと、「言ったら自分がやらないといけない」とメンバーが感じているということ。

言い出しっぺがやらないといけないなら、自分の負担が増えることになります。

また、やるのが自分でないとして、隣の部署になるとしたら、その部署の負担が増えてしまう。そうしたら自分が嫌われてしまうかもしれない。

案外、このようなところがボトルネックになって「意見が出ない」状況になっていることが少なくありません。

まず「どう解決する」を出す。「誰がやる」はその後に考える

では、どうすればいいか?

簡単なことで、「解決策として何をやるのがいいか」と「それを誰が実行するか」を切り分けて考えるという思考法を浸透させればいいんです。

経営者やリーダーがそれを号令し、会議の場でも繰り返し伝えることで少しずつ浸透していくはずです。

具体的には、例えば、受注数が落ち込んでいる営業部の会議にて。

「受注が落ち込んでいるのは、営業がアポイントを打診できる架電リストが枯渇しているから。だから、リストをまず潤沢に用意すべきだ」

そんな解決案があったとします。

従来であれば「じゃあ言い出しっぺのA君がリストを作りなさい」となりがち。多忙なAさんにとってはそれは嫌でしょう。リストを作る方法も現在は便利なツールがたくさんあるのですが、それを知らないと「手作業でリスト作成なんてとてもできない!」と思ってしまいます。

だからまず「誰がやるか(Who)」は置いておいて、「何をやるか(What)」にフォーカスする。ここでは、「営業が架電できる新しいリストを作る」がWhatです。

「誰がやるかは別として、何をやるべきか」に絞って解決策を論じる。

こうすることで、「言ったからにはやらなきゃ」というリミッターが外れ、解決策のアイデア出しが捗るようになります。

「誰がやる」は外部リソース活用も視野に入れる

ディスカッションが捗り、最終的に「やはり架電用の新規リストを作成しよう」という結論になったとします。

そこからは「誰がやるか(Who)」を決めていく作業です。

厳密には「いつまでに(When)」も重要ですが、ここでは割愛します。

誰がやるか、というと、基本的に皆さん「社内で」と考えがちです。とくに外部委託の経験が少ない中小企業ほど、この傾向が強い。

逆に外部活用に慣れている大手企業や、そもそも内部にほとんどリソースがないベンチャー企業の場合、初めから「外部リソースを使う」という前提でディスカッションがなされたりします。

そう、社内のリソースでやらなければいけない理由なんてないんです。

外部委託も案外低コストで済む

リスト作成であれば、

  • ①クラウドワークス等で外部ワーカーさんに依頼する
  • ②架電代行業者に、リスト作成+架電までお願いする
  • ③リスト作成ツールを月次契約して、簡単に作る
  • ④生成AIでリサーチをかけてリストにまとめる

このように、ざっと4つの方法が考えられます。③と④はツールを活用しつつ自社で行うパターンで、①と②が外部委託パターンですね。

①なら、実際にクラウドワークスやランサーズのサイトを見ればわかりますが、リスト1件あたり2〜3円程度が相場のようです

つまり1,000件なら3,000円、10,000件頼んでもMAX30,000円程度です(相場は流動的なので、これはあくまで一例です)

中小企業の現場で架電に必要なリストというと最大でも1,000〜2,000件ほどでしょうから、上の例でいくと外部ワーカーさんに委託しても費用は1万円もかかりません。(クラウドワークスなどのプラットフォームを使う場合、別途、プラットフォーム利用料という手数料が発生しますのでご注意ください)

であれば、社内で「誰がやるか?」をあれこれ議論しているよりは、その場でクラウドワークスに募集文章を掲載して応募を待ち、翌日にワーカーさんに依頼してしまう方がいい。

このように、「解決策として何をすべきか(What)」と「誰がやるか(Who)」を切り分けて考えることで、まずやるべきことが定まり、次にその実行者を社内/社外のどのリソースを使うかで検討することで、迅速に決定できます。

このアプローチを組織として浸透させていくことで、課題にぶつかった場合の問題解決レベルがどんどん高まっていくはずです。

ぜひ、試してみてください。



本日は以上になります。

株式会社FooLaiBo
三浦 隼

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