共感が、施策をやり切る推進力になる

星野リゾートの星野佳路代表があるインタビューで、

『共感がいちばん大事。共感すれば現場がやり切る推進力になる』

とおっしゃっていたことがあります。

旅館再生のプロジェクトで、その旅館を立て直すためのコンセプト（誰をターゲットに何を提供していくか）を打ち立てるという場面での発言でした。

コンセプトには唯一の正解はなく、逆に言えばどれもが正解ともなりうる。

そうした中で1つのコンセプトに決めるというのは、非常に難しいことです。

ここで多くの企業はおそらく、トップダウンで、社長をはじめとするリーダーが決めるという道を選ぶはず。

しかし星野さんはそうではなく、現場のメンバーたちが「共感する」コンセプトこそが再生へのカギであると言っています。

サービスは現場で提供される。その現場が腹落ちせず、共感しないコンセプトでは、お客様に満足いただける宿は作れない。

だから、共感が大事であると。

現場が深く共感し、納得できるコンセプト。それが打ち立てられれば、現場は自らの仕事を自分ゴトとして捉え、工夫し、改善していける。苦しい時や成果が出ない時があっても、自分たちの選択を信じて、やり抜くことができる。

だから成果が生まれる。

こんなストーリーが、星野さんの頭の中にはあったのだと思います。

社長が全てをバシバシと決めていくトップダウン型の経営にも良いところはたくさんあります。ある種の独裁によって生まれるスピード感というのは凄まじく、それで大きな成果を出している営業部隊も少なくありません。

一方で、現場メンバーが深く腹落ちし、自主的にアイデアを出し合いながら成果を生み出していく共感型の組織。立ち上がりには時間がかかるかもしれませんが、一度走り出したら強い。全員が目指すビジョンを強く理解し共有できているので、ちょっとやそっとの壁にぶつかっても乗り越えていくことができます。

組織を束ねるリーダーたる経営者は、この独裁型も、共感型も、どちらのリーダーシップも理解し、実践できるようになっておくことが重要であると思います。

本日は以上になります。

株式会社FooLaiBo
三浦 隼

【生成AIやDXの導入・定着に関するご相談はこちらからどうぞ】
Google Workspace FlowsやGemini、ChatGPT、NotebookLMなど
生成AIを活用して社内DXを改善されたい方は、壁打ちの個別相談も対応しております。よければ下記よりお声がけください。
（当社稼働状況により、実施時期が少し先になることがあります）
https://foolaibo.jp/contact/


【便利なワークシートや会社健康診断はこちら】
FooLaiBoでは、経営者さん向けの各種ワークシートや、会社の課題が整理できる「会社の健康診断」を提供しています。

気になる方はチェックしてみてください。

【生成AI戦略設計ワークシート】
https://forms.gle/7fZiWYUWqbR8hE7V6

【会社の健康診断】
https://forms.gle/v1hb8rvPett4rvXi9

【メールマガジン登録】
https://forms.gle/cfWZY4quqQSUcnjR9

【FooLaiBoへの問い合わせはこちら】
https://foolaibo.jp/contact/