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「私は生成AIなんて分からん」と経営者は言ってはならない

更新日時:2025.11.24
カテゴリー:Blog

自分で触ることでAIへの感度が上がる

これだけ毎日のように生成AIに関するニュースが舞い込んでくると、1つ1つを精査・吟味するという行為はとても現実的ではありません

そうなると大切なのは「とりあえず触ってみること」に尽きます。

かつ、以前にも書いたように「最新AIのニュースに翻弄される必要はなく、基本的なAIを使いこなせば足元の実務は十分に改善できる」ということもまた真実でしょう。

一方で、とはいえ、あまりにAIの進化に無関心でいると、「もっと便利なAIで格段の効率化を実現した競合」に差をつけられてしまうリスクもあります

特に、会社の舵を握る船長である経営者は、自社で使うAIが陳腐化したものにならないよう、常に最低限の「最新ニュース」はキャッチアップしておく必要があります。

では、その「最低限のキャッチアップ」は、どの程度のアンテナ感度で行えばいいか? 現実には、ここをきっちりと基準化することは難しいでしょう。

この感度を磨くには、実際に各種生成AIに自身が触れ、使い込んでみなければなりません。

この経験を繰り返すことによって、例えばここ1ヶ月のGoogleの動き、Google Workspace Flowsのリリースに、Gemini 3の実装、NotebookLMのスライド機能やNano Banana Proの登場といったニュースが、今後の企業のAI活用にとてつもないインパクトを及ぼしそうだ、ということに直感的に気づくことができるはずです。

逆にいえば、これからの時代、経営者は多忙な隙を縫って常に生成AIを触り、試し、自分の中の感度を磨いておかなければいけない。

その感度にしたがって、目が回るスピードで行き交う生成AIニュースを見極め、必要なものだけを深堀りし、自社のAI・DX戦略に修正を加え、IT投資の振り向け先をリバランスしていく。

これが生成AI時代の、経営者の適切な振る舞いであると思います。

「自分は高齢でAIなんて分からん。部下に任せておけばいいんだ」

などということは、経営者は口が裂けても言うべきではありません。

社長自ら、生成AIをどんどん触り、試し、感度を磨いていきましょう。


本日は以上になります。

株式会社FooLaiBo
三浦 隼


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