業務改善は「部屋の片づけ」のように始める
難しく考えると、手をつけられない
「業務の流れを効率化したいんです」
そういうご相談をよくいただきます。 AIの登場により、業務を簡単に効率化できるとのイメージを、経営者の皆さんは持てるようになったのだと思います。
ご相談をいただいたら、まず、「どのあたりの部署の業務から改善したいか」「誰が、どんな業務を、どれくらいやってるか」をざっくりと聞きます。
ポイントは、「ざっくり」です。
あまりキッチリ、カッチリ、確認しない。
というのも、ここで大真面目に現状把握しようとすると、だいたい頓挫します。
例えば、非常に細かいExcelシートを用意して、メンバー全員に、そこにキッチリ業務を記入してもらおうとする。
大抵、面倒がられて終わります。(もちろん、そういう進め方が合う組織もある)
いきなりきっちり書かせたりしようとせず、ざっくりと、ラフに、ヒアリングをする。
単なる「愚痴会」みたいなノリでもokです。
そうやって、全社の中の、どの部署の、誰の、どのあたりの業務から改善したらいいか、アタリをつける。
これくらいの絞り込み方でいいんです。
それで、アタリをつけたら、そこで始めて、ちゃんと「現状把握」を試みる。
つまり、その業務を、今どうやっているかを、改めて見える化する。
雑でいいので、業務の流れ(誰が、いつ、何をしているか)を書き出し、フロー図(流れを図解したもの)にまとめてみる。
これが出来たら、次は「理想の業務フロー図」をその下に書く。
「こうなったらいいなぁ」を書き出すわけです。
あとは、「じゃあ理想のフローを実現するには、どこをどう変えたらいいか」を議論して、実行していくだけ。
もちろん、システムの機能的にできない、今のAIの性能だとできない、協力会社の都合でできない、など様々な制約は起こりえます。
でも、それが判明するだけでも価値がある。
なぜならそうやって一度検討して、できない理由が明確になったら、きっぱり諦めて別の業務の改善に移ればいいからです。
多くの中小企業は、この「一度しっかり検討する」をやり切っていないことがほとんどです。
だから経営者は「もっと効率化できるだろ」と思い、現場は「いや多分できないし」と思い、互いにモヤモヤ、イライラする。
だから一度検討して、ハッキリさせてしまえばすっきりします。
そうやって1つずつ、前に進めていけばいい。
そのためには、あえて、「まずはざっくり」始めること。
部屋の片づけなんかもそうですね。
部屋を見回して「ちょっと散らかってるなぁ」と思ったら、深く考えず、とりあえず目の前の本や荷物をどけてみる。
そうやって少し動かしたら、ちょっと弾みがついて、どんどん片せるようになったりしますね。
業務改善も同じ。
いきなり構えて大真面目にスタートせず、とりあえずざっくり始める。
これが大切なんですね。
本日は以上になります。
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