アナログだけど強い「日報」
更新日時:2025.05.28
カテゴリー:Blog
社長が全社員の日報を読む
製造業向けEC大手のモノタロウでは、社長が全800名の従業員の「週報」をすべて読んでいるそうです。
週報から現場の状況を読み取り、素早く効果的な意思決定に繋げているとのこと。
800名ともなると個別に面談をするのは難しいでしょうから、週報を通じてコミュニケーションをしているわけですね。現場の生の声が、スピーディーに吸い上げられるので活きた経営判断ができるのだと思います。
私のお客さんでも、社員の日報を毎日読み、コメントを返しているという社長さんがいます。
毎日ということでもちろん結構な時間がかかりますが、やはり「現場のリアルな声が聞けるから」という理由で長年やり続けているそうです。
日報には、従業員の声を聞けるという側面だけでなく、社長がちゃんと見てますよ、というほどよい緊張感も感じてもらえるメリットがあると思います。
会社でいちばん会社のことを真剣に考えているのは、間違いなく経営者です。そしてもっともハードで高い基準で仕事をしているのも、経営者でしょう。
その経営者が従業員の日報をみて、時にコメントをして、褒めたり、あるいはもっとやれる、と檄を飛ばしたりして、少しずつ従業員たちの仕事の基準を高めていく。
直接的な指導やマネジメントは管理職の仕事ですが、社長も日報を通じて、社長の求めるレベルに従業員を引き上げていくことができます。
まだ試したことがない社長さんは、ぜひ日報を考えてみてください。