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商談やセミナーの振り返りはGoogle AI Studioで

更新日時:2025.07.01
カテゴリー:Blog

自社セミナーを実施させていただきました

昨日、生成AIをテーマとした下記のオンラインセミナーをやらせていただきました。お忙しい中ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

テーマとしてはそれなりに興味をお持ちいただける内容だったかと自負していますが、時間配分を間違えてしまい、メインのデモ実演にほとんど時間を割けませんでした。この点、本当にお詫び申しあげます。

他にも改善すべき点が多々あるだろうと思いまして、セミナー終了後、さっそく、反省会を行ないました。

生成AIと一緒に「反省会」

反省会は、AIに手伝ってもらいました。

今回は、Google社のGoogle AI Studioを利用。主に開発者向けのプラットフォームで、無料での利用が可能です。

(私は法人用のGoogle Workspaceを有料契約しており、そのアカウントで利用。ただし無料も有料も特に機能面の違いはないようです)

Google AI Studioの公式サイトはこちら

やり方としては以下のようにしました。

  • ①まず、セミナー動画をZoomよりダウンロード
  • ②ダウンロードしたmp4データを、Google AI Studioにアップロード
  • ③改善点を挙げて、という趣旨のプロンプトを入力

たったこれだけです。

すると、Google AI Studioが動画を網羅的にチェックしてくれました。開始前のマイクチェックなどの時間も含めて45分ほどの動画でしたが、1〜2分で解析が完了。

※なお、以前に2時間越えのmp4をアップロードしようとした際はエラーが出てアップできませんでした。おそらくトークン量が上限をオーバーしてしまったためかと思います。

<Google AI Studio:mp4データをGoogle AI Studioにアップロードし、プロンプトを入力>
<mp4データをGoogle AI Studioにアップロードし、プロンプトを入力>

解析結果をもとに、セミナーの総合評価と、よかった点、改善すべき点をそれぞれフィードバックしてくれました。内容は非常に的確。

<Google AI Studio:動画の分析結果からこのような評価を出してくれた>
<動画の分析結果からこのような評価を出してくれた>

改善すべき点も忖度なしに述べてくれて、次回以降に何を変えていくべきか、あるいはどこは残すべきか、も明確になりました。

<Google AI Studio:改善点も的確に出してくれる>
<改善点も的確に出してくれる>

商談のフィードバックも生成AIとやればOK?

Google AI Studioの的確な指摘には驚かされました。自分でも薄々感じていたところを改善点としてきっちり言語化してくれたので、いい意味で「次は直さざるを得ない」状態に持っていってくれます。

また、それでいて結構優しくて、「次は間違いなく良くなります」とか「磨けば光るダイヤの原石です」といった嬉しい言葉もかけてくれていました。人間力の高い上司と話しているような感覚になりますね。

今回はセミナー動画をもとに振り返りをしましたが、例えば、営業の商談動画を入れれば、商談の改善点についても適切にフィードバックをしてくれるものと思います。

Googleの生成AIなのでセキュリティ面では心配はいらないと考えていますが、不安な場合には「ロープレ」の動画を入れて、フィードバックしてもらえば安心です。

また、Google AI Studioが出してくれたフィードバック内容を、メモとしてNotebookLM(これもGoogle社のAIですね)に保存しておくのもおすすめです。

こうすることでNotebookLMにセミナーや商談のノウハウが蓄積されていき、いつでも参照可能になります。ただ読み返すだけでなく、チャット画面で「次回のセミナーはどこに気をつければいいかな?」とか「私が商談時に注意すべき点はどこだっけ?」といった質問をすれば都度答えてくれて便利です。

NotebookLMに関する過去の記事はこちら

「生成AIと一緒に学ぶ」が当たり前の時代へ

上司や先輩からのフィードバックの場合、その人の言い方や表情によってアドバイスの伝わり方は少なからず影響を受けます。

また、彼らの個々のスキルや経験のバイアスがかかるため、必ずしも的確なフィードバックを受けられるかは定かではありません。

一方で、生成AIによるアドバイスは基本的にニュートラルな傾向にあり、良い点・改善すべき点をバランスよく織り交ぜてアドバイスしてくれるため、受け取る側としても自然体で聞き入れやすいでしょう。

学生がすでに生成AIを教師にして勉強をしている、と時々ニュースでも見聞きしますが、私たちビジネスパーソンも、生成AIを相手に振り返りをしたり、フィードバックをもらって学びを深めたり、ということが当たり前になっていきそうですね。

本日は以上になります。

株式会社FooLaiBo
三浦 隼

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