「売りたい商品」だけだと商売は厳しい

コンサルタントとして独立して20年になる大先輩と
先日お話しする機会がありました。

「事業拡大の秘訣はなんですか？」
「それは、フロントエンド商材を活用することだよ」

商品・商材には、フロントエンドとバックエンドがあります。

フロントエンドはお客さんにまず触ってもらう（買ってもらう）フック商材で、バックエンドは本当に買ってほしい（売りたい）本命商材を指します。

その方いわく、多くの中小企業は効果的なフロントエンド商材を持っておらず、だから初めから売りたい商品を売ろうとして、失敗すると。

フロントエンド・バックエンドの視点を持っていないわけです。

バックエンドが長期契約・高額になるほどお客さんの購買ハードルは上がるので、いきなり買ってもらうのは難しくなる。

だから、より安価でハードルの低いフロントエンド商材をまず買っていただき、そこから関係を深めて、バックエンドも検討してもらうというステップですね。フロントエンドで利益を狙うわけではないので、なんなら無料で提供したっていい。

本命のバックエンド商品はすぐ思い浮かぶと思いますが、この機会に「うちのフロントエンド商品って何があるだろう？」と考えてみるのもいいかもしれません。