中小企業こそマイクロマネジメントすべき

お客様である経営者さんから、「メンバーが自分で考えて動く組織を作りたい」と時々相談をいただく。

そんな組織は確かに理想ですよね。

ただ、そういう組織を作れている企業は、実際にはなかなか無いと思う。日本最高峰の営業組織を持つキーエンスだってできてない。（というか、キーエンスほどマイクロマネジメントを徹底してる企業もない）

キーエンスの詳細はここでは割愛するが、同社に限らず、成果を出している営業組織は、大体においてマイクロマネジメント型だ。

とくに小さな企業の場合は、社長がじきじきにマイクロ管理していることも珍しくない。営業社員の日報を毎日全件チェックしたり、訪問内容を確認したり、商談に同席したりする。

社員というのは、もちろん個人差はあるが、あくまで社員であって経営者じゃない。経営者ほど会社のことを真剣には考えられないし、経験値だって不足してることが多い。

だから、マイクロマネジメントする。

日報を書かせて、毎日目を通して、フィードバックをする。会社のルールや求める基準に満たない行動をしていたら、じきじきに指摘する。

そうやって「社長は見てるんだ」という意識を社員に持ってもらう。こういうマイクロ管理を続けていくことで、徐々に社員の意識も変わり、その先に「自発的に考えて動く社員」が生まれるのだと思う。

中小企業こそ、トップじきじきにマイクロマネジメントをしていこう。