中小企業こそ生成AIで業務効率をUPしよう
生成AIで2〜3倍の生産性向上は簡単にできる
先日、お客さま向けに生成AI関連の勉強会を実施させていただきました。
その際にいちばん驚かれたのは、当社の事例でした。当社ではAIを活用して、業務効率を2.5倍にアップさせることに成功。そのお話をしました。
2.5倍というと、ざっと、週70時間やっていた仕事が30時間弱で終わるようになったというレベルです。これは、結構とんでもない成果なのではと思います。
でも、じゃあ何をやったかというと、そんなに高度なことはやっていません。日々の業務をできる限り生成AIを使って遂行しただけです。
例えば、以下のような業務。
- 新規商談のリサーチ(企業調査、仮説立案など)
- 商談後の議事録作成
- 既存顧客との会議準備(アジェンダ作成、解決策立案など)
- 会議後の議事録作成
- 自社の中長期戦略策定および資料作成
- 日々のモヤモヤの壁打ち(意外と重要)
他にも、定常業務ではありませんが、サイトリニューアルにおける文言作成やデザイン案なども生成AIで自作しました。
使っているツールも、そこまで多くありません。メインはChatGPT o1 pro、Claude4、GeminiやNotebookLMあたりです。時々、用途に応じて、Replit、イルシル、Feloなども活用します。
ChatGPT o1 proをはじめいくつかのツールは有料契約をしていて、月額で大体40,000-45,000円くらいですね。
安くはないですが、この金額で、いつでも頼れる優秀なメンバーを雇っていると思えば、むしろ「全然安い」とも感じます。月額5万円弱を払って、そのリターンとして2.5倍の生産性を手に入れているわけですから。
時々「生成AIを使ったところで売上は増えないじゃないか」というご意見をいただくことがあります。確かに今のところは、生成AIが直接売上を作ってくれるケースは少なそうです。(最近は商談のアポを生成AIが獲得してくれるといったツールも登場してはいますが)
一方で、売上を増やすには、基本的に「お金」か「時間」が必要になります。お金を払って広告を打つ、営業担当者を新規採用してその人の「時間」を使う、などなど。
そして中小企業では、このどちらも、不足していることがほとんどです。
だからこそ、生成AIです。
生成AIを活用して、まず、日々の定常業務を効率化する。半分の時間で済むようになれば、半分の時間が新たに生まれたことになります。
また、時間には常に人件費がかかっていますから、時間が浮けば、伴って人件費(残業代含む)も軽くなるわけです。
外部にアウトソーシングしていた業務を生成AIで自社運用できるようになれば、外注費も浮かせることができるでしょう。
そうやってまずは、時間とお金を浮かせる。その浮いたリソースで、新規の売上と利益を作るための活動に着手する。この順序が、中小企業が生成AIを活用して業績を伸ばすための「鉄板」だと思います。
まずは、足元の業務から、生成AIを活用して改善していきましょう。
どう進めたらいいか分からない、という場合はお気軽に問い合わせください。一度、ざっくばらんに会話させていただければと思います。
本日は以上になります。
株式会社FooLaiBo
三浦 隼