季節の趣味:四季報を読む
3・6・9・12月は四季報の月
日頃の生成AI関連の記事と趣きが変わりすぎて恐縮ですが、閑話休題的に趣味の話を。
四半期ごとに発売される『四季報』を読むのが、季節の楽しみとなっております。最新刊は今週18日(水)に書店に並びました。
株式投資を研究しているというわけではないのですが、勉強がてら読み始めて以来、なんとなく春夏秋冬とそれぞれのシーズンで手に取っています。
嗜み方は単純で、1ページずつめくっていくだけ。個別銘柄のページは大体2,000ページあって、1ページに2社の情報が載っています。上場約4,000社を、これでさっと眺められるわけですね。
ページは業種ごとに大まかに分かれていて、サービス、小売、不動産、金融というようにある程度かたまりになっています。ですので、流し読みしているだけでも、業種ごとの景気ぶりや、利益率の水準などがつかめてきます。
ちなみに、売上高の年間成長率が20%を超える企業というのは非常に稀です。感覚値で恐縮ですが、全体での出現率は10%以下でしょう。IT業界やグロース市場など特定のセグメントではもっと高いはずですが、全業種で見るとそれくらいです。
営業利益率も、例えば10%以上という企業はとても少ない。売上1兆円を超えるような超大手企業でも、営業利益が1,000億円を割っていたりします。もちろん絶対額としてはとんでもない金額ですが、効率という面からいえば、そんなものかぁと思ってしまったりする(零細企業の私が偉そうに言えたものではないですね)。
こうやって四季報を眺めていくと、各年、各季節の、それぞれの企業の悲喜こもごもが、なんとなく手触り感をもって感じられます。
自社の商売にこれらの情報がダイレクトに結びつくというものではないものの、読み終えた後は、さぁ自分もがんばるか!と思えてきたりします。3ヶ月ごとのエネルギーチャージのような感覚ですね。
書店に行かれた際、もしよければ手にとって眺めてみてください。
本日は以上になります。
株式会社FooLaiBo
三浦 隼