1時間に4つの仕事を並行で進められるか?
これまでのマルチタスク
忙しい現代では「マルチタスク」は当たり前かもしれませんが、これまでのマルチタスクは、とはいえ「1つの仕事をやって、次の仕事をやって」というものだったと思います。
例えば、
- 来週訪問するA社の提案資料を作って
- そのあとにB社からの、製品に関する質問にメール返信して
- さらにC社の提案書も作成し
- 最後に新サービスのLPの構成を考える
といったような具合ですね。
4つの仕事をマルチタスク的にこなしていますが、実際には1つずつ、ある程度の時間をとって作業することになります。
生成AIで本当のマルチタスクが可能になった
一方で、生成AIをフル活用するとこんな感じになります。
- A社の提案資料についてラフ案をGeminiに考えてもらう
- その間にB社からの質問について、NotebookLMで作った社内チャットボットに確認し、回答メールを作ってもらう
- 並行して、C社の提案書についてClaudeで構成とレイアウトを作る
- さらにReplitで、新サービスのLPデザインを考えさせる
このように、ほぼ同時並行で、4つのタスクを進めることができます。画面をパッパと切り替えながら、生成AIからのアウトプットが出てきたら次の指示を飛ばし、その間にまた別タスクを進める。
こういう仕事のやり方が簡単にできるようになりました。
仕事は実は「どう始めようか」悩んでいる時間が結構ある
この例でも明らかなように、生成AIを効果的に使えるかどうかで、仕事の処理速度はまったく変わってきます。
たった1時間のうちに、4つ5つのタスクを同時並行で進めることができれば、当然その人の生産性は劇的に向上します。
生成AIを使わず従来のやり方で続けている人との差は、どんどん開いていくわけです。
芸術家のような仕事は別として、一般的なデスクワークであれば、1つの仕事にじっくり5時間かけるのも、30分で終わらせるのも、成果にはそんなに大きな違いはないように思います。
5時間といっても、実際には「どう始めようか悩んでいる時間」が大半だったりします。提案書を作れと言われたけど、どういう構成でどう書けばいいのかな…など悶々としている時間が意外と多いんですね。
生成AIの活用で生産性は劇的に向上する
それが、生成AIを使えば「タスクが発生した”瞬間”に動き出す」ことができるので、悶々と悩む時間が皆無になります。
こうやってタスクの初動を限りなく速めていくことで、1人あたりのタスク処理効率が劇的に高まり、組織全体の生産性も大きく向上していくことが期待できます。
とくに人手不足が課題の中小企業においては、生成AIを使わない手はありませんね。
本日は以上になります。
株式会社FooLaiBo
三浦 隼