10年のツケを半年でキレイにできると思うな
「問題」が構造的に放置されがちな中小企業
大企業でもスタートアップでもなく、中小企業の経営者さんから
「長年放置してきた問題を、短期間で一気に解決したい」
という趣旨の相談をいただくことが多くあります。
スタートアップは創業間もないのでそもそも長年放置された問題がなく、大企業は数年ごとの部署異動が仕組み化されており長い間放っておかれる課題が少ないという構造的な背景もあると思います。
中小企業は基本的に部署異動がほとんど起こりませんから、1つの部署で5年10年、あるいは20年といった大ベテランが当たり前に存在します。
その結果、課題が課題としてそのまま残り続け、いつしか「経営者にもどうにもならない」問題として固着してしまうわけですね。
現場は個別最適な運用を組み上げてしまう
そうした問題を抱えた中小企業の経営者さんから、冒頭のような相談を受けることがよくあります。
例えば、お局と呼ばれるようなベテラン事務の面々が長い年月の間に作り上げてきた現場運用。
現場はどうしても個別最適に陥りがちですから、即席の増改築のようにどんどん運用を追加していき、気づけば複雑怪奇で誰も全容がわからないような業務運用を築いてしまうことも少なくありません。
そうした運用は多大なムダを含んでいますので、経営的にはこれを改善したいというのは至極真っ当なこと。
一方で、じゃあ10年かけて組み上がったこの複雑な運用と組織文化を、3ヶ月〜半年の短期プロジェクトでキレイにできるかといえばそれはNOです。
にもかかわらず、「外部コンサルタントに頼めばよしなにやってくれるだろう」という過度な期待からそうした相談を寄せられるケースが少なくありません。
1〜3年はかけるつもりで臨むべし
複雑に入り組んだ課題は、まず全容を把握するだけでも多大な時間がかかります。
中小企業は各業務を資料化していることはほとんどないので、現状把握をするためには現場へのヒアリングが必要になります。
1度のヒアリングで済むことはまずありませんし、複数のチーム、複数のメンバーから情報を聞き出す必要があるため、これだけでも1ヶ月以上かかることも。
そこから情報を整理し、問題を分解し、優先順位をつけて改善に乗り出していく。
3ヶ月や半年では、抜本的な改善にたどりつくのは困難です。
かといってこのプロセスをおざなりにしてしまうと、芯を食った改善施策が立てられず、狙った改善が実現されない可能性が高い。
そのため、長い改善プロジェクトのスタートラインとして、最初に一定期間をかけて現状把握をすることは必須といえます。
5年10年と溜めてきたツケを、数ヶ月でキレイさっぱり解決しようというのは無理があるわけですね。
問題は大きくなる前に潰すのが鉄則ですが、もし長年放置して複雑な問題に肥大化してしまった場合は、最低でも1年から3年は腰を据えて対峙するつもりで臨みましょう。
本日は以上になります。
株式会社FooLaiBo
三浦 隼
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