ChatGPT proとGoogle Ultraを解約した話
生成AIの世界は進化と変化が速すぎる
2日前に、Googleがエンジニア向けのGemini CLIを発表しました。
この領域ではAnthropic社のClaude Codeの存在が目立っていましたが、ここにきてGoogleがまくってきた格好です。
私は開発者ではないので、この領域の詳細な評価はできかねるのですが、とにかく動きが速い業界ですね。
ChatGPT o3 proも使わなくなってきた
個人的な使用感の話で恐縮ですが、ChatGPTのo1 proは愛用していたものの、o3 proになってからはあまり使わなくなっていました。
o3がo1に比べて劣化したといったことではないのですが、相対的に、他のツールがより優秀になってきたためです。
まず、スピード。指示を出してからアウトプットを返してくれるまでのスピードが、例えばClaude4やGemini 2.5proは圧倒的に速い。
それから、回答の質。以前はChatGPT o1 proの回答精度が際立っていましたが、Claude4、Gemini 2.5proも相応の精度が出せるようになってきています。
スピードの遅い(=待ち時間が長い)ChatGPT o1 proをメインで使っていたのは、スピードを犠牲にしてもお釣りがくる精度の高さからでした。
それが、ClaudeやGeminiでも遜色ないクオリティの回答が高速で出てくるのであれば、ChatGPTにこだわる必要はありません。o3 proになってからは、なぜか途中で回答が止まってしまうことも多かったので、今回、潔く解約(Plusプランへダウングレード)することにしました。
ついでに、動画生成のVeo3を触りたい一心で契約したGoogleのUltraプランも一旦解約することにしました。
月額5万円のコストダウンに成功
ChatGPT proとGoogle Ultraはいずれも高額プランで、それぞれ約3万円と1.8万円の月額です。
なので、この2つの解約で、月額約5万円のコストカットとなりました。
零細企業にとっては5万円の月次削減というのはなかなかバカにできません。この5万円で、Web広告を回したり、フリーランスのかたに業務をアウトソーシングしたりといった投資ができます。
使いたい時にまた契約すれば良い
生成AIツールは、一般的なBtoBのSaaS製品と異なり、Web上で自分で契約/解約を簡単に実行できます。
そのため、「使いたい時だけ契約し、使わない時期は解約しておく」という付き合い方が可能。使う月と使わない月でそれぞれ契約、解約をきちんとやっておけば、それだけ無駄なコストを削減できます。
今後も新しい生成AIツールはどんどん登場してくるでしょうから、それらにいち早く課金して最先端の機能にキャッチアップしていくためにも、使わないツールはすぐ一時解約して極力コストを抑えるのが良いと思います。
なんとも忙しない話ですが、これからの生成AIとの付き合い方としてはまずまず正しいんじゃないか、と考えています。
本日は以上になります。
株式会社FooLaiBo
三浦 隼