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「自前主義」で機会を逃す経営者

更新日時:2025.08.14
カテゴリー:Blog

「とりあえず自分たちでやってみます」が口癖

DXや生成AIを扱っている手前、中小企業の経営者さんからそれらについてよく相談をいただきます。とくに生成AIは、ここ2年ほど最も旬なテーマですから、経営層の皆さんも関心が高いのだと思います。

相談いただいた社長さんとは、個別相談という形でお話をお伺いし、会社の状況に合わせてできるだけニュートラルにアドバイスをさせてもらっています。

その際、結構な割合で「とりあえず自分たち社内だけでまずはやってみます」という方がいます。口癖のように、そうおっしゃるんですね。

「自分たちで」というのは、何かシステムを入れるとか、生成AIを社内浸透させるといった取り組みに対して、SaaSのベンダーやSIer、あるいは研修会社などに頼らず、自分たちでトライするということ。

その心意気は立派!といいたいのですが、実際のところは、それは悪手の可能性が高いんですね。

社外のプロに好きなだけ頼める時代

現代は便利な時代で、社外にいるさまざまな専門家の力をいくらでも使うことができます。

フリーランスや副業ワーカーといった「スキルの高い個人」もそうですし、SaaSのベンダーやコンサルティング会社といった専門性の高い会社も”いくらでも”存在します。

事業環境の複雑性を考えると、むしろ、社内の人材だけで業務課題が解決できると考えるほうが不自然です。これからの時代は、社外のプロを積極的、戦略的に活用していくことが成長の条件といえるでしょう。

2年で計り知れない差がつく

2023年春先にChatGPTのGPT-4が登場し、生成AIの注目が飛躍的に高まりました。

情報感度の高い経営者は当時すでに行動を起こしていて、私も多くの社長さんと生成AIについて会話したのを覚えています。

決断力と行動力のある経営者は、まだChatGPTのセキュリティリスクなどが騒がれていた当時、その中でも相対的に信頼できそうな国内のSaaSベンダーたちと積極的に会話して、安全性が高いと思われる生成AIツールをさっそく導入していました。2023年の4月、5月頃ですね。

それから2年以上経ち、現在はおそらく当時導入したツールは使っていない経営者が多いかもしれません。2年の間にAIツールは劇的な進化を遂げましたし、そもそもChatGPT自体も法人用プラン(Team)の提供を開始しましたから。

ただ、ツールが替わっても、生成AIを社内適用させて生産性を上げるというミッションは変わりません。そのノウハウは、ツールに左右されず残り続け、進化し続けますから、早めに動いた会社が生成AIの恩恵をより多く享受できる可能性は高いわけです。

2023年4月当時に、世間からはイロモノ視されていた生成AIの活用に乗り出した会社と、2025年8月現在も遠巻きに見ているだけの会社。

その差は、もはや埋めようがないほどに大きく開いてしまっているのかもしれません。

外部のプロを使うことに慣れよう

2023年4月当時に、「社内に生成AIに詳しい人がいる」という会社はほとんどなかったはずです。GPT-4を触ったことがある人がいるだけでも珍しかったでしょう。

そういうタイミングで生成AIを導入するなら、外部の知見を借りるほかありませんでした。

外部プロに頼ることに躊躇がない経営者は、プロたちのチカラを借りて生成AIを社内に浸透させ、DXを定着させ、自社の生産性をどんどん高めていくことができた。

一方で、「とりあえず社内でやってみます」が口癖の経営者は、いつまで経ってもAIを導入できず、未だに「ChatGPTがいいのか?Geminiがいいのか?」といったことを調べるにとどまっている。

どちらの経営者がこれからの時代に会社をうまく経営していけるでしょうか。

経営者の皆さんは、外部のプロをどんどん頼って、社内にない知見を積極的に取り入れ、時代の波をうまく乗りこなしながら会社を成長させていきたいですね。


本日は以上になります。

株式会社FooLaiBo
三浦 隼

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