AI時代も、結局大事なのは人間関係
「業務フロー改善」のニーズは根強い
私がお客さんをご支援するテーマは「営業・AI・業務改善」のいずれかです。
お客さんの会社における、営業体制の改善、生成AIの活用、(営業部に限らずの)業務フロー改善、の3つですね。
時代がら、生成AI関連のお仕事がここ数年は増えていますが、「業務フロー改善」のお仕事も根強いニーズがあります。
歴史ある会社さんほど、長きにわたる業務の積み上げがあるため、内情が複雑になり、いわゆる「スパゲッティ」状態に陥りがちです。
そんな状態を変えたい、とずっと思ってきた経営者や幹部の方々が、生成AIをはじめとするテクノロジーの進化を見て「今ならウチも業務のやり方をガラッと変えられるかもしれない」と期待し、改善にチャレンジする。
そんな流れが多いのかなと感じています。
その延長で、私のような外部コンサルタントのところにもご相談が来るわけですね。
「業務がぐちゃぐちゃ」の8割が人間関係
相談をいただくと、まず、現状把握から始めます。
責任者からの情報収集、資料類の確認、それから、現場メンバーさんへのヒアリング。
ここまでで、大体、現場の実態がわかり、問題の本質のアタリがつきます。
問題のほとんどは、人間関係。これに起因します。
コミュニケーション不全といってもいい。
経営者や幹部が、方針を明確に示さない。
現場メンバーの話を真摯に聞く機会を設けない。
メンバー同士も、互いに本音を打ち明けたり、侃侃諤諤(かんかんがくがく)に意見を交わしたりといったことをしていない。
これでは、自然と、腹の探り合いになります。
探り合ったところで相手の考えは読めず、ネガティブな想像に引っ張られていくのが人間ですから、行き着くところは不信感。
こうなるともう、業務改善どころではありません。属人化、情報の非共有、ミス発生、ストレス……その繰り返しになります。
「風通しの良い職場」が結局はいちばん健全
となると、解決策は「業務の整理」ではないんですね。
コミュニケーションの活性化。これが解決策になる。
ベタな言い方ですが、「風通しの良い職場」これが結局のところ正解というわけです。
「なんでも言い合えるフラットな組織文化」で知られる星野リゾートの星野佳路社長は、経営危機に陥って再生に取り組むことになったある老舗旅館の従業員たちに対して、
『言いたいことは言いたい人に直接言ってほしい。上司にお伺いを立てて、こんなこと言っていいだろうか……なんて考える必要は全くない。どんな結果になっても、私たちが責任をとりますから』
と力強いメッセージを伝えていました。
現場が本音を言い合い、より良い仕事を実現していくために互いに遠慮なく意見をぶつけ合える。
そんな現場の実現のために、経営陣がそれを後押しし、何か問題が起きれば自分たちがきっちり責任をとると明言する。
これこそが、正しいリーダーシップと、組織のあり方だと思います。
このようなプロセスを経て生まれた「風通しの良い現場」。そんな職場で仕事ができたら、きっと毎日が、ヘルシーで、やりがいのあるものになるはずです。
メンバーがそれぞれ快活な気持ちで、互いを尊重し、それでいて遠慮なく意見を言い合えたら、「スパゲッティ状態」の複雑(と思われた)業務も、おのずと糸がほどけ、最適な方向へ向かっていくでしょう。
業務改善の問題は、人間関係。コミュニケーション。
組織のリーダー各位が、この本質を理解し、チームを健全な方向に導いていってくれることを願います。私も、その一助になれれば嬉しいです。
本日は以上になります。
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