お客さんには緩めの定期連絡も効果的
半年に一度連絡をくれる不動産仲介営業
ちょうど昨日もあったのですが、不動産仲介大手の営業さんから電話とメールが来ました。
最初の接点は4〜5年前で、ある仕事の関係で繋がった営業さんなのですが、以来最低半年に1回は連絡があります。
いつも決まって、電話とメールを1回ずつ。翌日以降もしつこくセールスしてきたりはしません。
メールの内容は、シンプルではありますがいつも適度にカスタマイズされています。近隣物件の新規成約についてとか、東京都内の不動産市況の近況報告など。
今のところ自宅を売却するアテは皆無なので、あちらからすれば「見込みほぼゼロのリード」です。それでも、半年に一度は必ず連絡をくれる。
こうやって緩くでも繋がっている限りは、もしかしたら、3年後、5年後に、何か事情が変わって自宅を売りたいということが発生して、この仲介会社にお願いすることがあるかもしれません。
不動産の仲介会社は山の数ほどありますが、その中で最も私というリードから成約を生む可能性があるのは、当然この「定期的に連絡をくれる会社」です。
そういう意味では、この会社は見込み客との関係維持にしっかり成功しているといえます。
頻繁な連絡は見込み客を失うリスクもある
見込み客に対するアプローチは「ナーチャリング(顧客育成)」といって、積極的・高頻度で相手に有益な情報をどんどん提供して、潜在ニーズを喚起して購買意欲を高めるという考え方が重視されがちです。
一方で、見込み客側からすると、あまり頻繁にガシガシ営業をされてもハッキリいって迷惑。
営業さんの熱意は買うけども、そこにほだされて「じゃあ買います」とはなりにくい。
であれば、あまりがっついた営業姿勢はとらずに、適度な距離感で、しかし着実に、継続的なコミュニケーションをしたほうが効果的な可能性もあります。
特に、ハウスリスト(見込み客)の母数に限りがある中小企業では、アグレッシブな営業をしすぎると「もう連絡してこないで」とアタックNGを食らってどんどんリストが減っていってしまいかねない。
リストをより丁寧に扱う必要のある中小企業においては、冒頭の不動産仲介営業のように、一定の間隔をあけつつ定期的に連絡を入れるようなコミュニケーションも検討してみると良いでしょう。
本日は以上になります。
株式会社FooLaiBo
三浦 隼
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