小規模事業者なら使いたい「マル経融資」
日本政策金融公庫が提供する融資
会社の運営にはお金がかかる。
キャッシュイズキング、とか、キャッシュリッチ経営、という言葉があるように、現金をたくさん持っていることは経営上の大きな強みになる。
ではどうやって現金を調達するかというと、普通は銀行借入一択。
ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家から投資をしてもらえるスタートアップ企業は別として、一般的な中小企業だと、金融機関から借り入れをするほかない。
しかも創業時だと銀行は貸してくれないので、日本政策金融公庫の創業融資を利用するのが基本だ。
「日本政策金融公庫にはお世話になった」という経営者は多いと思う。
ただ、この日本政策金融公庫、創業融資だけでお付き合いを終わらせてしまうのはもったいない。
公庫はもう1つ有力な融資を提供していて、それが「マル経営融資」。正式名称は「小規模事業者経営改善資金」という。
概要はざっくり以下のとおり。
- 貸付限度額 2,000万円
- 返済期間 10年以内
- 無担保、無保証
- 利率 1.90%(2025/8/1現在)
- 従業員5〜20名以内の事業者が対象
あくまで小規模事業者向けだが、とても魅力的な条件になっている。とくに、無担保・無保証(経営者個人保証が要らない)、利率1.90%といった点は嬉しい。
また、区や県によっては利息返済の補助が出ることもあるので、実質の利息負担はさらに低くなる。
申請方法はちょっと特殊で、「商工会議所への相談」が必須となっている。商工会議所に”経営相談”という形で、半年ほど相談に通う必要がある。この条件を満たすと、商工会議所経由で、日本政策金融公庫へマル経融資の申請が可能になるという流れだ。
経営相談は「原則6ヶ月」だが、そんなにかからないケースもあるようなので、そこは個別に商工会議所に相談してみることをおすすめする。
ただ、いずれにせよ「来月に資金が必要だからすぐ借りたい」みたいなスケジュール感だとまず無理なので、余裕をもったスケジュールで考えるのが大切だ。
マル経融資について気になる人は、最寄りの商工会議所に電話して聞いてみよう。
【マル経融資に関する公式案内のページ】
日本政策金融公庫のサイト
商工会議所のサイト
本日は以上になります。
株式会社FooLaiBo
三浦 隼
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