Geminiで使える画像生成AI機能

連日、GoogleのAIについてご紹介しています。

Gemini 3、NotebookLMのスライド機能。本日はさらに、Nano Banana Proを取り上げていきます。

Nano Banana Proは今月20日にGoogleが発表した新機能で、画像生成ができるAIです。

Geminiの画面上に選択肢が追加されており、Geminiユーザーであれば特段手続きなく使うことができます。

※Gemini以外にも、Google AI Studioやその他いくつかのAIプラットフォームで使うことができます

▼Geminiのチャット画面で「画像」を選ぶとNano Banana Proが使える

NotebookLMと同じく、日本語レベルが段違い

SNSでは「グラレコ風イラストを作って」というプロンプトでNano Banana Proを使っているユーザーが多いようです。

グラレコとは「グラフィックレコーディング」のことで、イラストやテキストで視覚的に情報をまとめた図解を指します。

私も実際に、Gemini 3でNano Banana Proを使ってグラレコを作ってみました。試しに、当社FooLaiBoを題材にしてみました（笑）

Nano Banana Proによるグラレコ

何も手を加えていません。Nano Banana Proが出してきたものをそのまま貼りつけています。

最初出てきた時は、絶句しました。このクオリティがものの2〜3分で出てきたので。

難しい指示は何もしていません。

『株式会社FooLaiBoをリサーチして、ウォンバットが楽しく解説するアニメ風のグラフィックレコード画像を生成してください。サイズは16:9、画風はギャグ漫画風で』

これだけで、上記のグラレコが出てきました。

「熱血ウォンバットが”暴く”」など、ちょっとだけおかしい部分もありはしますが、9割がたは問題ない内容とクオリティです。（会社ロゴも変ですが）

社内展開・活用にはすぐに使えそう

先日のNotebookLMスライド機能の記事でも述べたように、やはり日本語のレベルが高い。特に漢字ですね。ヘンテコな漢字が一切なく、ビジネスで使うにも問題ない品質です。

著作権的な領域がまだグレーといえばグレーなので、そのままサイトに公開したりお客様向けの資料に掲載したりというのは推奨はできません。

が、「こんなイメージで、少しだけアレンジして」と例えば外部ワーカーさんに依頼して、若干のオリジナリティを付加してもらえば、そのあたりもクリアできるのではと思います。

社内展開用に使う分には、何ら問題なくそのまま活用できそうですね。

例えば、社長が策定した来期経営方針や3ヵ年計画といったプランを、現場にキャッチーに理解・浸透させるためにこうしたグラレコ資料を活用するのは有効です。

新卒・中途入社メンバー向けのオンボーディングなどでも、こうしたイラスト重視の情報マテリアルを活用することで、習熟スピードを高めることができるかもしれません。

いずれにせよ、Googleの生成AIの進化スピードはここ数ヶ月際立っていますね。

ここに刺激を受けて、他のビッグAIプレイヤーたちも開発を急ぐでしょうから、2026年はさらに各社のAIクオリティ競争が激化しそうです。

我々ユーザーからすれば、各社からベターなものがどんどん出てくるので嬉しいことではありますが、ついていくのがなかなか大変ですね。

AI業界の最新ニュースに翻弄されすぎず、適度な距離感でキャッチアップし、自分たちの業務に活用していきたいものですね。

本日は以上になります。

株式会社FooLaiBo
三浦 隼

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