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PDCAは厳密さよりも速さ

更新日時:2025.12.10
カテゴリー:Blog

改善といえば「PDCA」

仕事の「改善」といえば、PDCA。

Plan、D、Check、Actionですね。

私も日々PDCAを回していますが、難しい理論やフレームワークなど要らず、このシンプルなPDCAを着実にやっていくだけで成果が出ることを実感しています

当社のお客様(主に中小・中堅企業)でも、営業現場などでPDCAを回しながら成果を出し、成長を実現しています。

PとCにこだわると失敗する

一方で、PDCAがどうもうまく回っていないケースも目にすることがあります。

そういう会社を覗くと、だいたいがPDCAを難しく考えすぎている。

「PDCAを、大真面目にやろうとしすぎている」とも言えます。

とくに失敗が多いのは、「P」と「C」に時間をかけてしまうケース。計画と、検証ですね。

確かに計画は大切です。Do、つまり施策を実行した後の振り返り(検証)も大事。それがなければ、思いつきのアイデアをただやり散らかして終わってしまいますので。

ただし、そこも程度問題です。

綿密な計画を追求しすぎて作成段階で疲れてしまったり、ロジックにこだわりすぎて複雑怪奇なプランになってしまっては意味がない。

検証も、きっちりやろうとすると施策実行前のBeforeと、実行後のAfterのデータをそれぞれ細かく記録しておく必要が生じます。ここもあまりこだわりすぎると、データの記録、比較、分析に過度な労力がかかってしまい、担当者が「もうやりたくない」となってしまう。

ガチガチのPDCAをしなくていいのが中小企業の強み

大企業や上場企業、あるいはベンチャーキャピタルから出資を受けているスタートアップなどは別です。

彼らは株主や投資家への詳細説明が求められますから、事業計画やそれに係る施策の数字などを厳密に記録、分析する必要がある。

一方で、私たちのような中小企業、零細企業はそうではありません。

中小・零細企業は、ガチガチ厳密な事業運営の数字を誰かに報告する義務はない。

したがってある程度「ざっくりな」PDCAで問題ないんです。

厳密さ、正確さにこだわるよりも、とにかく速さ。

「一定期間のうちに、PDCAのサイクルを何回まわしたか」

ここにこだわるべきです。そのためには、計画はサッと立て、すぐに施策を実行し、ある程度振り返ったら、すぐ計画修正をして改善施策に取りかかる。

このスピード感こそが中小企業のPDCAです。

PとCにこだわりすぎないようにしましょう。

本日は以上になります。

株式会社FooLaiBo
三浦 隼

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