生成AI導入の「前」にやるべきこと

更新日時：2025.11.01

カテゴリー：Blog

生成AIは手段。目的ではない

お客さんと打ち合わせをしていると、毎回のように生成AIの話題が出ます。

あの業務に使いたい。あっちの業務を効率化したい。

特に経営者にとっては原価や人件費の高騰で利益が圧迫されている環境下ですから、業務効率化を進めて生産性をアップしたいと考えるのは当然です。

ただ私としては、あまり「生成AIありき」にならないよう、そこは注意してアドバイスさせていただくようにしています。

業務改善、業務効率化を進める際に最優先すべきなのは、

「この業務、そもそも無くせないだろうか？」

という視点であって、生成AIを使うことではありません。

例えば会議の議事録作成。毎度結構な時間がかかる業務で、どの会社、組織でも、生成AIで効率化したいものの筆頭に上がる1つです。

ここでいきなり「AIで自動化できないか」と考えるのではなく、まずは

「そもそもこの議事録って本当に必要だろうか？無くしてみたらどんな影響があるのか」

を考えてみる。これが大切です。

組織の種別や規模、会議体の種類によっては、議事録自体を必要としないケースもある。

あるいは、その時々の議題の軽重などによっても、「今回は議事録いらないね」という場合もあるかもしれません。

であれば、わざわざ生成AIを入れて効率化など図らなくても、議事録作成業務自体をカットしてしまえばいい。それが最善の効率化ですから。

このように、つい生成AIの適用から発想してしまいがちなところをグッと堪えて、「そもそも無くせないか？」をまず考えてみる。

これが効率化検討において最も重要な視点だと思います。

本日は以上になります。

株式会社FooLaiBo
三浦隼

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