部下の悪口を言うリーダーになってはダメ
他責リーダーは組織不全を引き起こす
時々、部下を悪く言う経営者や管理職の方に出会います。
こうした組織は例外なく、風通しが悪く、組織内に多数の問題が溜まっています。
それは当然で、なぜならコミュニケーション不全が生じているから。
自分たちを悪く言う上司に、部下は気づいています。そしてそっと、心を閉ざします。
こうなるともう、「現場をもっと良くしよう」という気持ちはありませんから、改善意見が部下から挙がってくることはなくなります。
また、上司が見かねて「運用をこう変えよう」とか「目標を必ず達成しよう」などと号令をかけても、ポジティブな反応はしてくれません。
口では分かりましたと言っていても、心の中ではスルーしています。
こういう組織を、いくつも見てきました。
原因は、部下を悪く言っていた経営者や上司なのですが、彼らは決まって「自分が原因だ」とは気づいていません。
とても不思議なのですが、こういうタイプの人は、「もしかしたら自分が悪かったのかもな」という内省の思考を欠いているんですね。
そのため、部下が心を閉ざして組織が閉鎖的になっているのを見て、また部下のせいにします。
完全に悪循環になってしまうわけです。
この状態に陥ってしまった組織を改善するのは非常にしんどいです。荒療治を伴わない解消は不可避、そんなレベルです。
特に規模が小さく人材が流動的でない中小企業でこの状態になってしまうと、組織の改善サイクルを回すことはほぼ不可能ですから、健全な企業成長は見込めません。
こんな状態に組織が陥ってしまわないためには、まず経営者が、常に自責思考となり、組織に生じた問題はすべてまず自分に起因するものだ、と考える癖を持つこと。
そして上司に抜擢する人材にも、自責思考型の、責任感のある人間を登用すること。
ここが出発点です。
問題を部下のせいにしていても、組織は改善していきません。リーダーは自責思考でいきましょう。
本日は以上になります。
株式会社FooLaiBo
三浦 隼
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