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絶対成功させたい「生成AI導入」4つのポイント

更新日時:2025.10.31
カテゴリー:Blog

AI導入を成功させるポイントは

昨日は、東京商工会議所主催のセミナーに登壇させていただきました。

2時間と長丁場のセミナーでしたが、50名近い方々に参加いただき、この場を借りて感謝いたします。

さて、昨日のテーマは「明日から使える実践的生成AI」でした。

主に中小企業・小規模企業向けに、生成AIを導入、定着させるためのポイントを、事例やデモ実演を交えてご紹介しました。

その中で強調させていただいた、AI導入成功のためのポイントは次のようなものです。

  • ①最新AIより目の前の業務適用
  • ②事例を知り利用イメージを持つ
  • ③小さく始めて、徐々に拡大
  • ④まずは触って、慣れること

①最新AIより、目の前の業務適用

生成AIに関心を持つと、AI関連のニュースを追うようになります。

それ自体は悪いことではないのですが、AIはとにかく進化が速い。

だから毎日のように、「最新ニュース」が舞い込んできます。新しいツール、新しい機能など。

それらを追い続けていると、どれだけ時間があっても足りません。

私たちにとって大事なのは「自分たちの仕事をAIでどう良くしていくか」ですから、目の前の議事録作成や、社内問い合わせ対応をAIでどう改善していくか、ここにフォーカスしましょう。

こうした業務改善において、最先端の生成AIは必要ありません。今や古株となった、ChatGPT、Gemini、Claude。これらの主要AIの1つを使えば、問題なく実現ができます。

最新ニュースは「へぇ凄いなぁ」と眺める程度がちょうど良いです。

②事例を知り利用イメージを持つ

セミナー冒頭でアンケートを取ったのですが、皆さん最も関心が高かったのが「活用事例」です。

他の企業や人々が、生成AIをどんな業務でどう使っているか、どんな成果が出たか。

ここが知りたいんですね。

裏を返せば、具体的な利用シーン、使い方、得られる成果の鮮明なイメージがまだ湧いていないということ。

活用事例は検索すれば出てきますから、事例を仕入れて、「なるほど自分たちの業務なら、ここで、こうやって使えばいいのか!」という自信を持つことができます。

それが、生成AIの利用促進へと繋がるんですね。

③小さく始めて、徐々に拡大

3つ目は、導入のステップの話です。

時々、「よし、全社でAIを使っていこう!」といきなり全体での利用を目指す経営者さんがいるのですが、おすすめしません。

いきなり全社にアカウントを配って「使ってみなさい」と号令をかけても、まずコトが進まないからです。

上で述べたように、皆さん事例を求めていますし、自分の業務でどう使えばいいかわかりません。その状態でいたずらに号令だけかけ続けても推進力は生まれないんです。

だから「小さく」始めること。なんなら、社長がまず自分ひとりでAIを触ってみる。ここからでOKです。

1週間、1ヶ月とChatGPTやGeminiを触り続ければ、生成AIの可能性をほぼ間違いなく確信するはずです。

社長がその状態に至ってから、その確信とともに、社内に落とし込んでいけばいいんです。

その際もポイントは「小さく徐々に」です。いきなり全体展開しないこと。

社長の次は、幹部層の方数名へ。または、社内でITやシステムが比較的好きなメンバーを数人選りすぐって使ってもらうなど。

小さく少しずつ、着実に利用を進めることが成功のカギです。

④まずは触って、慣れること

生成AIを使い始める際のコツとして、いきなり大仰な業務適用を目指さない。

これも重要な点です。

議事録作成や社内文書作成などは生成AI利用のスタート地点として有効ですが、それでも、いきなりそんな真面目なところから入らなくてもいい。

まずは「こんにちは、元気?」からで、全く問題ありません。

そこから始まる、ChatGPTやGemini、Claudeとの「会話」を楽しんでみてください。

会話を楽しむことでAI利用の本質に迫れる

生成AIを、Google検索のように捉える方がよくいます。

つまり一問一答型ですね。質問をして、AIが答える。以上、という使い方です。

これは、生成AIのポテンシャルを最大限に引き出せない使い方です。

なぜなら、AIはやりとりの「ラリー」を重ねることでアウトプットが向上していくものだからです。

人間も同じですね。

部下のかたに指示を出す。成果物が出てくる。それを確認して、フィードバックをする。改善されたベターな成果物が出てくる。またフィードバックして……そうやって磨かれていくものです。

生成AIも全く同じ。基本はラリー、キャッチボールです。ぶつ切りの一問一答ではAIの能力は引き出せない。

ですから、最初にAIとなんでもない「会話」を経験することは非常に有用なんです。会話はキャッチボールですから、自然とやりとりを重ねることになる。

この体験を初期にしておくことで、その後もラリーを基本と捉える生成AIとの適切な向き合い方が習得できます。

ぜひ、今日述べたポイントを実践してみてください。

御社の生成AI導入の成功を、心から応援しています。

本日は以上になります。

株式会社FooLaiBo
三浦 隼




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