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マネジメント負荷の増大–人間よりAIの方がいい?

更新日時:2026.05.04
カテゴリー:Blog

銀行の執務室を行員が撮影&SNSに投稿

先週、SNSでのある投稿が、企業のセキュリティを揺るがしかねないと大騒ぎになりました。

それは、とある銀行の店舗内で撮影されたとおぼしき動画。

なんと勤務時間中に、その銀行の職員が私物のスマホでオフィス内を撮影し、「BeReal(ビーリアル)」というSNSに投稿したとのこと。

実際に動画を見てみましたが、情報が書き込まれたホワイトボードや営業目標などの数値、机の上の書類やPCなどがはっきり映っていました。

人々のお金や個人情報を扱う金融機関でのこのような行為は重大なコンプライアンス違反ではないか、と大騒ぎになったというわけです。

市の職員が研修資料をLINEに投稿

さらにその前の週には、神奈川県川崎市の新規採用職員が、市の研修用資料の写真をLINEに投稿する事案も発生しました。

このLINEは不特定多数の人が閲覧できるオープンチャットというもので、実質、上述のBeRealやTwitter(X)などのSNSと同じです。

川崎市の市長は「こんなことまで注意喚起を促さなきゃいけないのか」と苦言を呈していました。

人をマネジメントするコストがどんどん膨らむ

これらの事案は、いずれも20代とおぼしき若い従業員による行為のようです。

ただ、SNSが溢れる現代では、年齢や経験によらず、誰でもこうした事案の実行者になってしまうリスクはあります。

また、上記2件とは毛色が異なりますが、「マネジメントが本当に難しくなってきた」と嘆く経営者・幹部の方を最近よく見かけます。

確かに、ブラック企業・ホワイト企業といった考え方や、パワハラ、セクハラ、モラハラをはじめとする「⚪︎⚪︎ハラスメント」という縛り。

他にも、人々のライフスタイル観の変化や個人主義の普及、SNS拡大による承認欲求の強まりなど、

「従来型のマネジメント」が効かなくなってきているのは間違いありません。

人のマネジメントよりもAI活用のほうが楽?

これだけ個人の価値観が多様になってくると、そもそも一律の基準で人々をマネジメントしようということ自体がもう現実的でないのかもしれません。

大企業のように世間的な認知度や充実した福利厚生、豪奢なオフィスといった「ある程度従業員のエンゲージメントを高めてくれる装置」があればまだ良いですが、

そういった装置を用意することが難しい中小企業においては、マネジメントの難易度はさらに高いものになるでしょう。

そうした環境にあっては、

「人をマネジメントするコストより、その分、生成AIに投資して『マネジメントの必要性』を減らしていく方がいいんじゃないか?」

と考える経営者が出てくるのは必然といえます。

実際、私の周りでも、そうした考えを強めている社長さんも出てきています。

社員という「人間」を軽視しているのではなく、また減らそうとしているのでもありません。

そうではなく、これ以上社員を増やしていく方針はとらず、その分、AIをはじめとするテクノロジーの力を借りて業務運営を効率化していこうという考え方です。

仕事の役割分担において、AI側の比重を、より重くしていく。

そうすることで、人間側の負担・比重が減る。任せる業務の重たさが軽減されれば、その人々をサポートするマネジメントの負担も軽くて済む。

こういう考え方ですね。

まだ具体的な成功事例が確立されているわけではありませんが、少しずつ、確実に、経営者の思考がこのような方向性へ向かってきていると感じます。

Claude Code(Cowork)、Antigravity、ChatGPT Workspace agentsのような「自律的なAIエージェント」がある程度普及してくれば、さらにこのような経営の考え方が一般化してくるはずです。

どの方向が正解であるかはまだ分かりませんが、「従来型のマネジメント」一択で経営を捉えるのは危険です。

「生成AIをフル活用した経営の在り方」も選択肢として持っておくようにしたいですね。

本日は以上になります。

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