社長、お客さんと最後に会ったのはいつですか
中小企業は社長のトップダウンで動く
たくさんの中小企業を見てきましたが、そのほとんどは社長のトップダウン経営です。
大企業やスタートアップでは、若い社員がどんどんアイデアを考えて意見し、施策にしていく「ボトムアップ型」の組織も見かけます。ただ、中小企業や零細企業においては、なかなかそうした組織を作ることは難しいでしょう。
ゆえに多くの中小企業は、営業会議をはじめ現場寄りの各会議でも、社長が一番発言し、アイデアを出し、決定するということがよく見られるわけです。
お客さんのニーズを知らずして効果的な施策は打てない
このため、トップダウン型の組織である中小企業では、社長の考えがそのまま会社の方針や営業施策などに反映されることが多くなります。
したがって、社長がいかに「市場(お客さん)を正確に、熟知しているか」が重要となります。
お客さんを適切に理解せずに出したアイデアが基の施策では、あまり良い成果は期待できないからです。
逆に、きちんとお客さんの「リアルな声」を把握している社長のアイデアであれば、それは市場の悩みやニーズを的確に捉えたものである可能性が高く、施策の成功確率もぐんと高まるでしょう。
だから社長は「お客さんの声」を知っておく必要がある
だからこそ、社長はお客さんと直接接する機会を積極的に持つべきです。
中小企業の社長は経営者でもありプレイングマネージャーでもありますから、毎日が多忙の極み。それはわかります。
それでも忙しい合間を縫って、自ら現場に赴き、お客さんと直接会話をする。できれば複数のお客さんと、定期的に接点を持って、点ではなく線でその課題やニーズを把握していく。
こうやって常に現場感覚を持った社長さんであれば、適切な市場ニーズに基づいた新規アイデアを考えられるはずです。そしてそこから企画された施策であれば、大きな成果を見込める可能性が高まります。
社長はみんな忙しい。現場に出ている時間がない。
だから逆に、現場に出続けている社長は強い。そう思います。
現場に出ましょう!
本日は以上になります。
株式会社FooLaiBo
三浦 隼